依存性が一概に悪いとは言えない話

依存性が一概に悪いとは言えない話

依存性にもいろいろあって、一概に依存することが悪いとは言えない。
ポジティブな依存性があれば、ネガティブな依存性もあります。
例えば、落ち込んだ時は、仲がいい人に頼って心の安定を図ろうとしたりしますよね。
頼った相手の反応が良ければ精神的にプラスになることだってあります。
ごちゃごちゃになってた頭の中、気持ちを整理したり。

 

依存性とは

依存性にもいろいろあります。
例えばアルコールやタバコを辞められない物質依存や、ギャンブルやネトゲにハマるプロセス依存、人間関係に依存する関係依存があります。

じゃあ関係依存とはなにか?
例えば、赤ちゃんがミルクを欲しいときとかに泣きますよね。
お母さんは赤ちゃんを抱きしめてミルクをあげる。
赤ちゃんは自分の欲求を満たされて、お母さんとの愛着関係を構築していく。
このように依存性は、依存者の適応や被依 存者との対人関係と密接に関わる。

依存性って、元々、赤ちゃんがお母さんに対する獲得欲求で、
成長とともに減少していき、自立性が芽生えてくる。

依存性が強いとどうなる?

薬物依存やアルコール依存など、依存性が強いとダメなのもたしかにありますが、自分の中にある依存性を認識し、必要と感じている人、なおかつ依存性が高い人は、会話によって他者と関係を作るのが上手くて、対人適応性が高い。

依存性は必要か?

心理的な安定には依存性が必要だと思います。

赤ちゃんが母親に求めるような依存性や、アルコール依存症や薬物依存症のような病的依存ではなく、あくまでも健全な成人に備わっているもので、酷く落ち込んだ時などに心理的安定を図るためにも必要だと思います。

また、依存性に似たもので、 ソーシャルサポートにおける情緒的サポートがある。
情緒的サポートとは、社会的関係の中でやりとりされる支援 のことで、共感する、信頼する、世話をするなど精神的な支えを提供することで受け取りての心理面に働きかける。
このことから、依存性も心理的安定に必要ですが、類似したソーシャルサポートも心理的安定に必要だと思います。

相手に求める依存性

例えば、病気で具合が悪い時なんか好きな人に「心配してもらいたい」って思いますよね。
この、相手に求める依存性は成長期である青年期に、親密な関係の人に精神的な助力を求める欲求として現れる。

親しい友人達と、程よい距離感を持って、支えあい、与えあう依存を
「よい依存」

対照的に、自分本位に他者をコントロールしようとする「悪い依存」

ちなみに、悪い依存には依存性パーソナリティ障害も含まれている。
割り依存をしている人は、人付き合いが上手くなく、関係を継続できない。また、恋人などの親密な関係としか関係を持たなくなり、その他の人たちと関係が疎遠になっていく。
分かりやすくいうと、恋人が出来たとたん疎遠になっていく友達みたいなこと。

依存がもたらす効果

自分の気持ちを落ち着かせることを目的として相手に依存を求めると、
その行動自体に気持ちを安定させる効果がある。
また、相手に評価してほしい、理解してほしい、心配してほしいなど、求めた依存に対して相手が応答してくれたことに認識できた時、気持ちの安定が得られる。

自分が求めた依存の度合いと、相手の応答の度合いが一致しているほど、
気持ちの安定がさらに高まります。

このような依存要求って、親しい間柄であれば相手に認知してもらいやすいです。

ただ、求めた依存に対して応答してもらえなかった場合、精神的ダメージを受けますので、依存要求は相手をよく選んだ方がいいと思います。

まとめ

あきらかに相手の負担になるような依存要求や、相手をコントロールしようとする「悪い依存」はけしてよくないですが、自分の心理的安定のために親しい間柄の人に対しての依存要求は決していけないこととは言えないと思います。

親しい間柄の人と、お互い落ち込んだ時は励ましあって、支えあう依存であれば心理的安定に効果があると思います。